いんやん力で春をもっとワクワク
春は生命が芽吹く季節。一方で、体調不良に悩まされる季節でもあります。
NPO自然派食育・きちんときほんは、春を健康的に過ごそうと「いんやん倶楽部」代表・梅﨑和子さんに春に向けた「重ね煮」や手当法を教えていただきました。
長年にわたって「陰陽調和の重ね煮」の世界を追求し、その豊富な経験と知識を伝える梅﨑和子さんに「春の重ね煮」と手当法を教えていただきました。「重ね煮」のメニューは、「鯛めし」「春野菜の黒ごま汁」「温野菜の梅醤サラダ」「梅醤納豆の福袋焼き」「雑柑のゼリー」です、陰陽調和料理では一物全体食を基本に食材を丸ごと使うことを心がけています。旬のものをいただくことは私たち日本人が昔から大切にしてきた食生活。私たちの身体は季節ごとに変化し、旬の食べものにはその季節に必要な栄養分を含んでいます。そして、食材を陰陽の順に「重ね煮」することで栄養分や旨みを最大限に引き出すことができます。「身体が春に添えるよう、春の野菜をたっぷり使って『重ね煮』しましょう。春はみずみずしい野菜や苦みのある野菜が萌え出す季節。子どもたちの情操教育のためにも野菜には苦みやえぐ味などさまざまな味があることを体感させてください」と梅崎さんは話します。
手当法は梅醤番茶の湿布。ガーゼを梅醤番茶に浸して軽く絞り目の上に当てて湿布したり、軽くふきます。番茶には抗菌作用があり、ものもらいや結膜炎など目の病気や眼が疲れたときに行うといいそうです。